ゆるりと独学中国語

中国語の文法や台湾について発信しています。

【中国語発音】 ③中国語の漢字はどうやって読むの?(“拼音pīnyīn”)-後編-

今日は子音についてお話したいと思います。

 

子音って何?

子音は日本語でいう「か行(k)、さ行(s)、た行(t)…」のようなものです。

中国語の子音には 無気音と有気音があります。有気音は息を出しながら発音するものですが、中国語の場合は結構強く息をはく必要があるので、初めは慣れるまで発音するのに疲れます(笑)

ただ、この有気音は中国語の発音でとても大切で、これがしっかりできることでよりネイティブの発音に近づくことができます!

 

子音の種類は?

子音は全部で21あります。唇や下の位置・使い方によって、6つのグループに分けられるので、グループごとに練習すると覚えやすいです。

 

発音の仕方

私の発音するときのイメージですが…

 

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それでは、今日はここまでです(^-^)

【中国語発音】③中国語の漢字はどうやって読むの?(“拼音pīnyīn”)-前編-

中国語の発音記号は?

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日本語に漢字の読み仮名があるように、中国語にも漢字に読み方が一つ一つ決まっています。中国語では、日本語のように一つの漢字に複数の読み方があるというわけではなく、一つの漢字に対して基本的に読み方は一つです。

 

漢字を読むときに覚えなければいけないのが、「拼音pīnyīn」(発音記号)になります。これは、一つ前のブログで紹介した「声調」と「アルファベット」を組み合わせたものです。

 

アルファベットは、なんとなく音の出し方はわかると思いますが、よく聞くと日本語のローマ字読みとも英語とも違う発音の仕方をします。

 

 

中国語の発音記号は何種類あるの?

「声調」は4種類あり、「アルファベット」は、母音と子音に分けられ、さらに母音は短母音・複母音・鼻母音に分けられます。

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母音(短母音)

短母音は日本語の「あいうえお」と同じようなもので、中国語の基本の音になります。

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※「i」は、「 z  c  s 」(子音)と一緒に使うときは、発音の仕方が変わり、口を横に引いたまま「う」の発音をします。

 

母音(複母音)

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複母音は短母音を組み合わせたもので、基本的に発音も短母音と同じです。ただ、「e」だけ複母音になると変わり、は日本語の「え」と同じ発音になります。

 

 

母音(鼻母音)

日本語にも「あしん(安心)」や「はがく(半額)」のように、鼻から出す音があるように、中国語にも鼻音があります。

鼻音には「n」で終わるものと、「ng」で終わるものがあります。

 

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※「e」は日本語の「え」の発音になります。

※「ian」は「イエン」と発音します。

 

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「an」と「ang」の発音はとても似ていて、日本語だとどちらも「アン」と読むので聞き分けるのに難しいです。

 

私のイメージですが…

「n」は、日本語の「こんにちは」のように、舌を上の歯にくっつけて、短く発音する感じです。

「ng」は、日本語の「まんかい(満開)」のように、舌はどこにもつけないで、口を開けたまま、「n」よりも長めに発音する感じです。

 

 

まずは母音から発音の練習をしてみてください。

それでは今日はここまでです(^-^)

 

【中国語発音】②中国語の発音で重要な”声調”とは?

今日は中国語の「声調」についてお話します。

 

「声調」って何?

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「声調」は、声のトーンを上げたり下げたりすることです。

 

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例えば、日本語の「箸」と「橋」のように、同じ音の言葉でも高いトーンになったり、低いトーンになったりしていて、このトーンの違いで言葉の意味を理解していると思います。

他にもびっくりした時の「えぇ!?(↑)」やあいづちするときの「えぇ(↓)」などもあるかと思いますが、中国語もこれと同じように音節でトーンを上げたり下げたりしています。この声調があることで、同じ発音の言葉でも違う意味になります。

中国語にはすべての音節にこの声調がついているので、初めは苦労しますが、毎日練習すればそのうち慣れていきます。

 

「声調」はいくつあるの?

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中国語には4種類の声調があります。

 

 

私の感覚ですが…

 

第一声:高い音を長めに出すイメージ

第二声:いつも出す音から高い音へ移動するイメージ

第三声:のどの奥から低い音を短めに出すイメージ

第四声:勢いよく高い音から低い音へ落とすイメージ

 

 

日本人は普段の会話で高い音を出すことが少ないと思うので、第一声や第四声の音が低くなりがちです。なので、少しオーバーかな?というくらいの音を出すといいかと思います。

また、第三声もただ低い音を出すというより、喉の奥から声を出すとネイティブの発音に近くなると思います。(私のイメージでは気持ち悪くて「うぇっ」となったときの感じです(笑))

 

ただ、言葉で見るよりも、動画などで音を聞いたほうが早いと思いますので、YouTubeなどで何度も音を聞いて真似してみてください(*^^)

 

「声調」が違うと言葉の意味も変わる!?

同じ音の言葉でも、声調が違うだけで、意味も変わります。

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例えば、「ma」という言葉の一声の意味は“母”、二声の意味は“麻”、三声は“馬”、四声は“叱る”になります。

 

これを間違えてしまうと…、

 

我 明天 跟 一起去 买东西。(Wǒ míngtiān gēn yīqǐqù mǎi dōngxī.)

わたしは明日と一緒に買い物に行きます。

我 明天 跟 一起去 买东西。(Wǒ míngtiān gēn yīqǐ qù mǎi dōngxī.)

わたしは明日と一緒に買い物に行きます。

 

こうなってしまいます(*_*)

 

「声調」がない場合も…

ほとんどの音節に声調はついていますが、声調がない場合もあります。

よく使うのは疑問文で文末につける「吗(ma)」です。

你 吃飯 ?(nǐ chīfàn ma)

ご飯食べますか?

これには声調がないため、軽くその音を発音する感じになります。

 

「声調」は変化するの!?

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 “你好(こんにちは)”のように声調「三声+三声」になった場合は、前が二声に変わり、「二声+三声」になります。

これは三声が重なった場合のみで、他の声調ではおこりません。

 

 

 

 

それでは今日はここまでです(^-^)