【中国語発音】②中国語の発音で重要な”声調”とは?
今日は中国語の「声調」についてお話します。
「声調」って何?
「声調」は、声のトーンを上げたり下げたりすることです。
例えば、日本語の「箸」と「橋」のように、同じ音の言葉でも高いトーンになったり、低いトーンになったりしていて、このトーンの違いで言葉の意味を理解していると思います。
他にもびっくりした時の「えぇ!?(↑)」やあいづちするときの「えぇ(↓)」などもあるかと思いますが、中国語もこれと同じように音節でトーンを上げたり下げたりしています。この声調があることで、同じ発音の言葉でも違う意味になります。
中国語にはすべての音節にこの声調がついているので、初めは苦労しますが、毎日練習すればそのうち慣れていきます。
「声調」はいくつあるの?
中国語には4種類の声調があります。
私の感覚ですが…
第一声:高い音を長めに出すイメージ
第二声:いつも出す音から高い音へ移動するイメージ
第三声:のどの奥から低い音を短めに出すイメージ
第四声:勢いよく高い音から低い音へ落とすイメージ
日本人は普段の会話で高い音を出すことが少ないと思うので、第一声や第四声の音が低くなりがちです。なので、少しオーバーかな?というくらいの音を出すといいかと思います。
また、第三声もただ低い音を出すというより、喉の奥から声を出すとネイティブの発音に近くなると思います。(私のイメージでは気持ち悪くて「うぇっ」となったときの感じです(笑))
ただ、言葉で見るよりも、動画などで音を聞いたほうが早いと思いますので、YouTubeなどで何度も音を聞いて真似してみてください(*^^)
「声調」が違うと言葉の意味も変わる!?
同じ音の言葉でも、声調が違うだけで、意味も変わります。
例えば、「ma」という言葉の一声の意味は“母”、二声の意味は“麻”、三声は“馬”、四声は“叱る”になります。
これを間違えてしまうと…、
我 明天 跟妈 一起去 买东西。(Wǒ míngtiān gēnmā yīqǐqù mǎi dōngxī.)
わたしは明日母と一緒に買い物に行きます。
我 明天 跟马 一起去 买东西。(Wǒ míngtiān gēnmǎ yīqǐ qù mǎi dōngxī.)
わたしは明日馬と一緒に買い物に行きます。
こうなってしまいます(*_*)
「声調」がない場合も…
ほとんどの音節に声調はついていますが、声調がない場合もあります。
よく使うのは疑問文で文末につける「吗(ma)」です。
你 吃飯 吗 ?(nǐ chīfàn ma)
ご飯食べますか?
これには声調がないため、軽くその音を発音する感じになります。
「声調」は変化するの!?
“你好(こんにちは)”のように声調「三声+三声」になった場合は、前が二声に変わり、「二声+三声」になります。
これは三声が重なった場合のみで、他の声調ではおこりません。
それでは今日はここまでです(^-^)